竹下景子 「詩の朗読とメモリアルコンサート」

117 高瀬舟協賛『竹下景子 詩の朗読とメモリアルコンサート』特設ページ

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東北からのご挨拶

組曲「支倉常長讃歌」作曲者/大場俊郎

 阪神・淡路大震災からの復興と心の癒しを願い、毎年実施されてきた 女優 竹下景子さんの「詩の朗読と音楽の夕べ」が、東日本大震災の被災地で受け継がれています。東日本大震災1年後の2012年3月11日に、仙台の東北大学萩ホールで初めて開催されました。この時、マリオネットの吉田さんから、「コンサートで、全国からマンドリン・ギター愛好家の大オーケストラの演奏を考えており、被災地からも参加をお願いしたい」というお話を受けました。果たして被災後1年も経たない状態でどれ位の賛同者がいてくれるだろうかという不安がありましたが、東北の30数人のチームで参加できました。そして、演奏を終えた時の会場からの大きな拍手に、私達も「前へ進もう」という力強い勇気となりました。正に、いろんな方から支えられているんだと実感し、感動した事がつい最近の様に蘇ってきます。この時の演奏曲である、組曲「支倉常長讃歌」から終曲「ふたたび」が本日取り上げられています。

 阪神・淡路大震災20年目にあたる、本日の「詩の朗読とメモリアルコンサート」で、又、この様に演奏できる事を非常に嬉しく思います。曲名の「ふたたび」という希望に向けて、それぞれの被災地での復興が一歩づつ進んでいける事を願って止みません。

 本日は当芸術文化センターでの参加に際し、関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。

 宮城県では一昨年、仙台藩主伊達政宗公の欧州諸外国との通商計画の命を受け、家臣である支倉常長の率いる「慶長遣欧使節」団が、石巻からサン・ファン・バウティスタ号で出航(1613年)してから400周年を迎える年でした。1611年10月28日には東日本大震災と同じような大地震「慶長三陸地震」が発生し、大津波による甚大な被害を各地にもたらしました。その2年後のこの使節団の出航は、未来に賭けた、震災復興のシンボルでもあります。

 常長の偉業を表現した組曲「支倉常長讃歌」は、竹下景子さんの「詩の朗読と音楽の夕べ」を機に、その時演奏したメンバーを中心に「ファシクラ弦楽旅団」を結成し、CDとして制作する事ができました。本日、当ホールのロビーにご用意し、収益は復興に活用させて頂きます。